Case Study実績紹介

内日ブルワリー

オリジナルクラフトビールのブランディング、醸造、販売促進サポート。

Client Information

社会福祉法人 内日福祉会グリーンファーム

就労継続支援B型を展開。利用者の賃金22000円から40000円以上を目指し、Vacan Craftの周知と販路開拓を行い、地域に根差した商品ブランドを構築
 

きっかけは突然に

どんなにしんどいレースでもゴール前は真顔で!という「直立真顔倶楽部」通称「直マガ」と呼ばれるランニング仲間が全国にInstagramを中心に存在。

その仲間であった友村氏から突然DM・・・「下関でホップを育てたいのですが…」と。
当社の取組として高野山富貴地区での「ホップ栽培」をInstagramでUpしており、それについてのレスが多くほとんどが冷やかしだった。。。
しかし、友村氏は違った。。。夜中2時になっても質問が止まらない。。。こんなに真剣な人が人を騙すことがないと思い、高野山のホップ収穫祭にご招待。

当日までは半信半疑だったが、本当に来阪されたことに驚いた。
色々とお話をお聞きし、ホップ栽培から最終的には醸造所まで開設したいとのこと。。。
目的はクラフトビールの販売でなく、利用者さんの「賃金向上」が目的。
この目的にも感銘を受けたことを覚えている。

ブランドネームとデザイン

商品開発においてネーミングがないと紹介も周知もできない。
グリーンファームの従業員の皆さんと一緒に、内日地区や下関の歴史、自社の成り立ちを考え、みんなで創ったブランド「「VACAN CRAFT」

~温故知新~

下関市は、古くは「赤間関」(あかまがせき)と呼ばれており、これを赤馬関(あかまがせき)とも書いたことから、略した「馬関」として親しまれてきた。
日本を大きく変えた明治維新の発端を担った「馬関」。
「馬関 = Valuable Ale Can」。

地域と共に創る価値ある(Valuable)クラフトビール(Ale beer)で下関に新産業を立ち上げ、地域活性化と障がいのある方々の幸せな暮らしが実現できる(Can)ことを願いネーミング。
醸造所設立までは、和歌山県のWakayamaBreweryにて醸造修行とVACANの醸造に従事。
Vacan01のレシピは、内日地区で採れるお米、コシヒカリを使用することに決定。

挫折と一喜一憂

第一歩は利用者と共にできるホップ栽培。
国産ホップはメーカーが管理しており仕入できないので、ホップをポートランドから輸入。
そのホップを定植する際に山口県のすべての民放、NHK、新聞会社から取材を受け、最高のスタートが切れた。

7月末の収穫に向けて肥料や水を利用者が愛情を注いで栽培するが一向に芽が出ない。
芽が出たと思えば台風で折れてしまう始末。。。結果的に初年度の収穫は1kgのホップのみ。
本当に事業として成り立つのか不安になるが、利用者の思いや地域住民の期待に応えるべく、Vacan01が完成し、利用者さんの目の輝きが非常に印象的だった。

Vacan01とロードマップ

Vacan01のリリースも山口県内の民放すべてに取材してもらい知名度も高くなっており、飲食店やスーパーマーケット、旅館等に営業へ行った際も「見てるよ!きになってました!」等のお言葉を頂き、期待感が強いことを感じ販路拡大に努めてきた。

イベント出展やグリーンファーム直営販売、そしてネットショップで多くの方に購入いただき、評価を頂くたびに、この下関の地に醸造所ができるともっと活性化すると確信した瞬間。

醸造所開設

就労継続支援B型作業所としての醸造所開設は非常にハードルが高く、税務署の管轄内での前例がない場合、承認されるまで非常に時間を要した。

目的を明確にし粘り強く担当者と折衝した結果、醸造免許を取得し開設。
今では下関内日地区のランドマーク的な存在。

地域に根差す商品として「Vacan01 Rice」「Vacan02 Wizen」「Vacan03 IPA」 「Vacan04 Hazy」 「Vacan00 Fresh hop」 と5種類となり、様々なシーンで飲むことができる。

現在醸造所では、タップルームも期間限定で開放し、多くのクラフトビール好きや地元の方のコミュニケーションの場となっている。

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