Case Study実績紹介
Hanabusa
「Hanabusa」ブランドの海外展開
Client Information
株式会社辻ウッドテクニカル
海外への可能性
設計施工を行うワンストップで行う総合建築業である辻ウッドテクニカル。
代表が年を取るたびに俊敏性が無くなってきていると感じるリスクから、建築業だけでなく新たなる事業を模索。
辻ウッドテクニカル様は木材のスペシャリストでもあり、建築にて排出された端材を加工し、ebayを使用して海外へ個人的に輸出する。
昨今、円安の影響もあり、海外のシェフからバイオーダーのカッティングボードの依頼が急増。
これを新たなるチャンスととらえ、海外展開へのブランド構築へ着手。
三ツ星シェフとのブランド構築
ebayのお客様でシカゴのL2Oにてミシュラン3つ星を受賞したシェフLaurent Gras氏がユーザー(購入者)。
カッティングボード等の品質を認めていただき、オリジナル商品の開発・製造企業としてアライアンスパートナー契約を締結。
「Criticalobject」のブランドとして、プロシェフ向きのキッチンツールを開発しリリース。
Laurent Gras氏のネームバリューもあり販売は今も継続的にあり好調。
ブランドネーム「Criticalobject」においては、北米、日本、カナダでの国際商標も取得し、世界発信するブランドへと成長する。
日本産檜を再アプローチ
国産ヒノキのニーズは北米から多くあり、Laurent Gras氏も注目する逸品。
キッチンツールの展開も視野に入れながら、北米にて飲食店等で国産檜を使用したカウンターが少ないことに気づく。
カッティングボードにおいても裏表に「NO KNOT」=「節」のない商品が良く売れており、新たなるニーズがあるのではと、越境ECを改訂。
カウンター画像を掲載し、バイオーダーでおつくりしますと明記すると海外からの問い合わせが頻繁に来る状態に。
NewYorkからの受注
JETROのブリーフィングサービスを利用しNewYorkでの現地マーケティングを開始。
NewYorkを拠点に店舗設計施工している企業とご縁で知り合い、カッティングボードを見せながら提案営業する中で、ブルックリンで日本蕎麦店の施工予定があることを知る。
そこに、このカッティングボードのように節のない檜一本板で蕎麦打ち台とカウンターとして納品してほしいとの話に発展。
1枚の国産檜のカッティングボードの可能性を身をもって体験した瞬間でもある。
日本に帰国し早速、製造し納品。
今ではブルックリンでもっとも有名な蕎麦店になっています。
国産材の新たなる加工方法
海外向けに国産材を使用したキッチンツールから店舗の装飾品やカウンターまで対応できるようになる。
一つずつ手作りなので、非常に時間を要する。しかし注文は待ってくれない。生産性を向上させるために金属加工で使用されるターニングセンターを導入。金属加工の精度を木工でも表現するために全て木工仕様に変更。
現在では、日本包丁のハンドル(檜や黒檀、桜等)の大量生産やCriticalobjectの商品開発に役立っており、レスポンシブル対応で更なる受注拡大に繋がっている。
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